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Oblivionプレイ日記 第66回

カテゴリー: Oblivion

「The Elder Scrolls IV : Oblivion」ロールプレイ日記
       第66話『月と死霊術』

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「ふむふむ……同胞達よ、立ちふさがる困難に絶望する無かれ……か」

ん? 何見てんだよ。
俺がマジメに読書するのがそんなに珍しいか?
……まあ、自分でも珍しいとは思うけどね。

俺が柄にもなくマジメに読書しているには、理由がある。
前回、魔導士ギルドの仕事で古代エルフの遺跡調査に行ったが、
その仕事を終えて帰るや否や、いきなり次の任務を命じられたのだ。

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その任務とは、死霊術士の調査だ。
どうやら、俺が巻き込まれた物以外にも彼方此方で死霊術士騒ぎがあったらしく、
ついに魔導士ギルドの評議会が重い腰を上げたらしい。

だが、死霊術は随分と前に魔導士ギルドの規律で禁止され、
その際に死霊術を知るものは悉くギルドを追放されたため、
現在の魔導士ギルドは死霊術に対抗する術どころか、
敵が何を知り、何を目的に動いているのかすら知らないのだ。

そこで、俺に「図書室に行って何か調べてこい」との指令が下ったわけだ。
何で俺が指名されたのかは、大体想像がついている。
入学以来、俺は評議会から与えられる仕事こそこなすものの、
大学の授業には全くと言って良いほど出ていない。
そう、今回の任務はその補習代わりだ。

さて、そう言う経緯で図書室を漁っていた俺だが、
本の山の中から1冊だけ、興味深いタイトルの書物を発見した。
その名も『死霊術士の月』。
あまりにストレートな表題に興味を抱き、読んでみることにした。

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……というわけで、冒頭の読書に繋がるわけである。
ざっと読んでみたところ、この本は、著者(おそらく死霊術士だろう)が、
来るべき復讐の時への準備と忍耐を同胞に呼びかけるという内容。
死霊術士が魔術師ギルドから追放される直前に書かれたものらしい。
空しく本の山に埋もれていたところを見ると、死霊術士が追放された後は、
ギルドの誰からも興味を持たれることなく放置されて今に至るのだろう。

その中から、俺は興味深い一節を発見した。

……死より戻りし者、死霊術士の月。
彼の姿、天の御座に至る時、彼の影、我らを大敵の目より隠す。
印を見逃すなかれ、天空より光の降り注ぐとき、神の祭壇へ極大なる魂魄石を捧げよ。
神の祝福を受けた魂魄石は漆黒に染まり、その闇は人の魂をも捕らえる……


「漆黒の魂魄石 <ブラック・ソウルジェム>」
死霊術士のみがその製法を知り、故に死霊術士の証ともされる道具だ。
この一節は、読み方によればその製法を指南したものとも思える。

"死霊術士の月"とは、文字通り天に浮かぶ月を指すのだろう。
その"月が天の御座に至る"、すなわち月が天高く昇ったとき、天空から光が降り注ぐ。
そのタイミングで"神の祭壇"に最大サイズの魂魄石を捧げれば、
魂魄石が漆黒に染まり、人の魂を捕らえる力を得る、ということらしい。

しかし、その"神の祭壇"が何処にあるのかまでは、この書には記されていない。
手がかりと言えば「月が昇る頃に天空から光が降り注ぐ場所」だが、
死霊術を嗜まない俺にとっては何処なのだかサッパリお手上げだ。

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そこで、俺は大学の太陽系儀管理人であるBothielに助言を求めた。
月が絡んでいるとなれば、太陽系儀から何か情報を得られるかもしれないからだ。
……しかし、Bothelが言うには、現在、太陽系儀は故障しており、
修理のための部品をMorrowindの職人に作ってもらっているところだという。

肩を落とし、分かったことだけでもRaminusに報告しようとすると、
Bothielが思い出したかのように1枚のメモを俺に手渡した。

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「昔、Falcarがあなたと同じような質問をしたのを思い出したわ。
 これはその少し後に拾った、多分Falcarが書いたメモよ。
 あのとき、彼はたくさん本を抱えてたから、その中から落ちたのね、きっと」

Falcarは、Cheydinhalの魔導士ギルド支部長だった男。
俺がCheydinhal支部からの推薦状を貰うため、支部を訪れたのに前後して、
彼は「お前らはもう終わりだ」と言い残して行方をくらませた奴だ。
その後、彼が死霊術士だということが判明したが、
どうやらそれ以前にも、コッソリと死霊術の研究を進めていたらしい。

Falcarのメモには、4つほど地名が示され
そこで週に一度、神の光に満ちた恩恵が得られると言った内容が書かれていた。
いずれも聞いたことのない場所ではあるが、
この場所で漆黒の魂魄石が製造されているのは間違いないだろう。

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Ruminusに報告すると、彼はそのメモにある4カ所の内のひとつ、
Dark Fissure洞窟の場所を知っているという。
俺は彼に場所を教えて貰い、その洞窟へと向かった。
書物の記述、そしてFalcarのメモが正しいか確かめるためだ。

Cheydinhalの南にある、Dark Fissure洞窟。
洞窟の前には、如何にも怪しげな祭壇が設置されていた。

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Falcarのメモによれば、漆黒の魂魄石を作れるタイミングは週に1回。
俺は洞窟から少し離れた場所にキャンプを張り、その時を待つことにした。
洞窟はおそらく死霊術士の溜まり場。
安全のためにも始末しておきたいところだが、
ここで下手に突入すれば、ギルドが死霊術士を調べていると教えるようなものだ。
それに、漆黒の魂魄石の作り方の「お手本」も必要だからな。

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洞窟の裏に張り込むこと2日、ついにその日が訪れた。
日が沈み月が見え始めた頃、天空から紫色の光柱が祭壇に降りてきたのだ。

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見つからぬよう、洞窟の裏から祭壇の様子を伺うと、
1人の死霊術士が祭壇の前に立ち、何かをしているのが見えた。
その死霊術士は、まず手に持った"何か(おそらく魂魄石だ)"を祭壇に入れ、
祭壇に向かって魔法を唱え、紫色の光球をぶつけた。
そして、祭壇から"何か"を取り出し、洞窟の方へと戻っていった。

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俺は周囲に死霊術士がいないことを確認して祭壇へと近づき、
先ほどの死霊術士の動作を思い出しながら製法を確認した。

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まず、特大サイズの魂魄石を祭壇へと捧げて、次に、魔法を掛ける。
あの死霊術士の唱えた魔法では紫色の光球が飛び出していた。
紫色は神秘魔法に特徴的な色だが、魂魄石絡みとなれば、
神秘魔法の一種、「魂縛(ソウルトラップ)」と見るのが自然だ。

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一連の手順を終え、祭壇から魂魄石を取りだしてみると、
青く透き通っていた魂魄石の色はドス黒い闇の色に染まっていた。
間違いない。秘匿とされた漆黒の魂魄石の製法は、今此所に明らかにされたのだ。


………

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「何っ! 本当に天から光の柱が!?」

事の一部始終を報告すると、当然ながらRuminusは驚いた様子で話に食いついてきた。

「それが本当なら、事態は思ったよりも悪いと言うことになる。
 月の力を我が物とするとは、死霊術士の知識は
 我々の持つ知識よりも遙かに先を行っているようだ」

太陽や星の力を、魔力に変換する。
古代人の遺した石碑の調査により、その術の存在は知られているが、
仕組みや、それを人の手で制御する方法は、ギルドの調査では分らなかった。
それを死霊術士は知り、漆黒の魂魄石を生成する方法として使用していたのだ。

知識の圧倒的な差を前に、魔導士ギルドがどう動くのか。
それを知るには評議会の結果を待たなければならないだろう。

………

その日の夜、港湾地区の自宅で寛いでいると、
シーフギルドの後輩、Amuseiが俺を訪ねて来た。
ギルドの頭領、GrayFoxからの伝言を伝えるために。

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その伝言とは……

「開演の時間だ。舞台裏で待つ」

<つづく>
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