スポンサーサイト

カテゴリー: スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- -- | トラックバック(-) | コメント(-)

ロールプレイ日記 第12回

カテゴリー: Oblivion

「The Elder Scrolls IV : Oblivionロールプレイ日記
      第12話『夢に囚われた男』

さがしものはなんですかー
みつけにくいものですかー
ゆめのなかへーゆめのなかへー
いってみたいとおもいませんかー


ある意味Dark Brotherhood(暗殺ギルド)よりも怖い、
JASRACなるギルドに目を付けられそうなことを平気でやってのける、
命知らずな中級シーフ、Nekojiなのでした。


メイジギルドのゴタゴタを片付けた俺は、
ギルドの支部長から序でとばかりにもう一つ依頼を押っつけられた。
簡単に言えば「友人のHenantierが帰ってこないので連れ戻して欲しい」という事だが、
行方不明というわけではなく、居場所は分かっているという。

何が何だか分からないが、とりあえず彼女について、
「Henantierの居場所」に行ってみることにした。
着いた場所は、「そう遠くはない」という彼女の言葉通り、
メイジギルドの斜向かいにあるHenantierの自宅。
しかも、当の本人は昼間なのにベッドでグッスリ熟睡中。
何だ、居るじゃないか。人騒がせな。

1201_Kud-Ei.jpg
「見ての通り彼は眠っています。彼は夢の世界に囚われているのです」

……ほへ?

「彼は効率的に魔法技術を鍛えるため、夢の中に魔法訓練所を作ろうとし、
 そのためのアイテムを完成させました。それを己が身で実験したのです」

まあ、考えは間違っちゃ居ないわな。
魔法は普通の戦闘スキルと違って要は『知力』と『精神力』の問題。
論理と呪文を頭で理解して、その威力を扱えるだけの精神力あれば良いのだ。
夢の中なら魔法をぶっ放しても誰にも迷惑をかけないし、
寝ている間に巧くなる、となれば、世の魔法使いにバカ売れするぞ、きっと。

「ただ、この単独実験はメイジギルドの規則に違反する行為です。
 安全性も確認できないまま、立会人も居ないなんて……。
 私も止めたのですが、彼は聞き入れませんでした」

どうもこの支部長、先の杖の一件といい、
義理や人情を重視して、規則違反を見て見ぬふりをするタイプらしい。
まあ、それが悪いとは言わないけどさ。

「で、実験して、成功したは良いが戻れなくなった。
 規則を破った強行実験。故に表沙汰にできないってことで?」
「ええ、此処に彼が作ったアミュレットがあります。
 貴方には、此処で彼と共に眠り、彼の夢に入り込んで頂きたいのです」

俺も戻れなくなったらどうするんだよ。
そういうこと、ちゃんと考えてるの?この支部長。

「お言葉ですが、支部長。
 他人が彼の夢に入れるのなら、友人である貴女が行けば宜しいのでは?」
「彼は、知人である私を己が夢の産物と思って取り合ってくれないでしょうから…」

む……確かに。流石メイジギルドの支部長。
真偽のほどは知らないが、もっともらしい理由だぜ。

「……OK。要は彼を説得して連れ戻せば良いんでしょ?」

何、簡単な事だ。
夢の中という異常な場ではあるが、結局やることは只の説得なのだから。

俺は彼女からアミュレットを受け取り、身につけた。
そして、少し離れた隣のベッドで眠りに就いた。
(いくら何でも、男と同衾なんてお断りだ!)


1202_Dream.jpg

目を覚ます(夢の中なのだから、この表現はおかしいか…)と、
そこは周りが真っ赤に染まり、瓦礫の散乱する奇妙な世界だった。

「成程、此処がHenantierの夢の世界、ってわけか。
 ……って、何で俺、裸なの!?」

妙に体が軽く、且つスースーすると思えば、
俺は裸、正確に言えばフンドシと例のアミュレット以外、
服から装飾品、武器に至るまで、何も身につけていなかったのだ。
それだけじゃない。愛用の荷物袋にも何も入っていないし、魔法も使えない。
見知らぬ人間が入ってくることなど、彼の想定には無いということか。

さて、一通り現状認識を終え、
辺りをうろついていると男がひとり立っているのが見えた。
この世界の主であり、救出対象であるHenantierだ。

「お、おおお、お前は誰だ!? な、何の用だ!?」
「Kud-Ei女史に頼まれて、アンタを連れ戻しに来た。
 アンタのこと相当心配してたぞ。さっさと帰……」
「ゆ、夢!? な、ななな、なんのことだい?
 そそ、それよりも、出口がどこにもないんだ!
 そ、それに、何か大事な物を落としてしまったような気がするんだ」
「……? スマンが、何を言ってるのか……」
「さ、さささ探さないと!でもどうすればいいのか分からないし……」

どうも、彼の様子がおかしい。
夢の世界で自由に行動できるような高等な魔法を開発した人間が、
こんなにも慌て、怯え、マトモに行動ができないとは到底考えられない。
それどころか、自分が己が夢の世界にいることすら認識できていないようだ。

………

「分かった。アンタは此処でじっとしてな。下手に怪我されても困るしな。
 アンタの『大事な何か』、俺が見つけてやるから」

こうして、俺は裸一貫の状態でHenantierの夢の中を探検するハメになった。
我ながらお人好しである。
だが、彼を落ち着かせ、脱出方法を見つけない限りは、
俺もまた彼同様、永遠に眠ったままとなってしまう。


1203_clothes.jpg

まずは、裸なのをどうにかしなければならない。
俺は近くのタンスを漁り、着られそうな物を選んで取り出した。
所詮只の服、防御力は皆無だが、素っ裸よりは良かろう。
さて、次はHenantierの失った『何か』の捜索だな。

果たして、この苦労に見合う報酬はKud-Eiから得られるのだろうか。
捕らぬ狸の皮算用ではないが、少し不安になった。

―― つづく ――
前ページ | | 次ページ











管理者にだけ表示を許可する
http://kamolife.blog76.fc2.com/tb.php/60-e377403e
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。