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Oblivionプレイ日記 第86回

カテゴリー: Oblivion

「The Elder Scrolls IV : Oblivion」ロールプレイ日記
        第86話『蟲の王』

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「奴―Mannimarcoは、Cyrodiilの北部の何処かに潜伏している。
 これが私の知り得た情報の全てだ。
 さあ、早く帝都に戻ってお前の上司に伝えると良い。
 私は貴様らのギルドに好意は持ってないが、
 むざむざと滅ぼされるのを眺める趣味もないのでな……」

Mannimarco――。
どうやら死霊術士の親玉のようだが、
伯爵の話からすると随分とヤバい奴らしい。
こりゃ、一刻も早くギルドに戻らなきゃな……。

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帝都に戻り、伯爵からの情報を伝えると、
案の定、Travenは驚愕の表情を浮かべ、己が耳を疑った。
その表情はまるで「そんなことはあり得ない、
いや、あってはならない」とでも言いたげだった。

「……これは真に由々しき事態だ。
 今すぐ評議会を開いて、対策を協議せねば!
 Nekoji君、ご苦労だった。今日はもう休みたまえ。
 会議で結論が出次第、また君にも任務を課すことになるだろう…」

会議、会議、って……。
話し合ってそれで済む問題じゃないだろうに。

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奴らのことだ、会議の結論が出るまで数日はかかるだろう。
その間に、Bradeのお仕事の続きといこうか。
未だBrumaへの援軍要請を行っていないのは、
Chorrol、Anvil、そしてSkingradの3カ所だ。

先の任務でSkingradの伯爵に会ったにも関わらず、
援軍のことを頼み忘れたのは迂闊だった。
まあ、状況が状況だっただけに仕方ない。
どうせAnvilまで行く途中に、立ち寄ることになるしな。

8604.jpg
「……で、そのためにまたSkingradに戻ってきたと?
 全く、お前は優秀なのか馬鹿なのか分からぬな……」

最初にSkingradを訪れ、用件を伝えると、
Hassildor伯爵はわざとらしく呆れてみせた。
この嫌みな態度に、一発ぶん殴ってやろうかという衝動に駆られたが、
ここはグッと我慢する。今回は完全な俺の手落ちだ。

「お前の馬鹿さ加減に交換条件を付ける気も失せたわ。
 ……良かろう、Brumaに兵を貸してやる」

まあ、何だかんだ言って、人は良いんだよな。伯爵。


伯爵から派兵の約束を取り付け、
Skingradの城下町に戻ってきた時には既に日が暮れていた。
今日はSkingradの家に泊まって、Anvilへは明朝発つことにしよう。

8605.jpg
自宅へ戻った俺は、寝室の机で1冊の本を広げた。

Hassildor伯爵の言っていた、Mannimarcoなる人物。
Travenは彼の名を聞くと、驚愕の表情を浮かべていた。
帝国、いや大陸でも最強クラスの魔導士であるTravenを
そこまで動揺させるMannimarcoという人物は誰なのか。
それは、今後の戦いのために絶対に知っておくべき事だ。

そこで、俺はSkingradへ旅立つ前に大学の書庫へ足を運び、
司書のTar-Meenaに頼んで、この本を借りてきたのだった。

本のタイトルは、『Mannimarco, King Of Worms』
この本は、帝国歴第2紀のTamrielを舞台にした魔法大戦を
御伽噺の体をとって語ったものだ。


時は、帝国の二代目皇帝Remanの死から230年。
(つまり、帝国歴第2紀230年。今より約1100年前だ)
現在においても魔術師の生地として名高いSummerset諸島、
そこに属するArtaeum島では、Psijic教団による魔法研究が行われていた。

そこに在籍していた、特に才気ある2人の学生。
1人は後の魔導士ギルド創設者Galerion、
そしてもう1人が、件の人物Mannimarco。

2人は魔法の才能があるという点では共通していたが、
それ以外の点では全くの正反対だった。
Galerionは心明るく、その魔術も太陽のように力強かったと言う。
一方のMannimarcoはその性格からして暗く冷淡で、
魂を捕らえ弄ぶ邪悪な魔術――死霊術に魅せられていた。

Galerionは早くからMannimarcoの研究する術の危険性を認識していたが、
教団がそれに気付いたのはかなり遅く、処分も寧ろ逆効果であった。
Mannimarcoに下された処分、それは大陸本土への追放。
確かに、Artaeum島で研究を行う教団の魔導士からすれば、
島を追放されることは屈辱であり、最大の罰であろう。
しかし、Mannimarcoは違う。彼には名誉など不要だったし、
Artaeum島よりも、人口が多く戦乱の絶えない大陸本土の方が、
死霊術の研究にとっては寧ろ都合が良かったのだから。

Galerionはいち早くこのことに気付き、教団の対応を非難した。
「見つけた狼を、羊の群れの中に追い立てるようなものだ」と。
しかし、教団の賢者達はその批判に耳を貸そうとしなかった。
彼らにとって、大陸本土などどうなろうと構わなかったからだ。

Galerionは、これをきっかけにArtaeum島を離れ、大陸本土へと向かう。
彼が教団に不信感を覚えたのは、この一件が最初ではなかったのだ。
そして同時に、彼は全ての人に等しく真の魔法をもたらす新たな団体、
そう、歴史の上で最初の「魔導士ギルド」を結成したのだった。

それから幾年か後、
大陸本土で共に勢力を伸ばしたGalerionとMannimarco両勢力は、
遂に全面的な戦争状態に突入した。

戦の地では、まるでこの世の光景とは思えないほどの
激しい魔法の応酬が繰り広げられたとされている。
天が裂け、地が割れ、山が燃え、海が牙を剥いた。
Mannimarcoが幾万の亡者を呼び寄せれば、
Galerionは聖なる魔法でその亡者達を一掃した。

この壮絶な戦いは、はじめこそ互角であったが、
時が経つにつれ、形勢が徐々にMannimarco側へと傾いていった。
しかし、死霊術の勝利が間近に迫ったその時、
Mannimarcoはその力の源を奪われ、力を失ってしまった。
Galerion軍の逆転勝利である。

しかし、Mannimarcoは人であることを捨てた不死の幽鬼。
力を失った今も、未だ生きていて機会を伺っているかも知れない。

読者の不安を煽る形で、この物語は幕を閉じる。


………俺はため息をつき、本を荷物袋の中に放り込んだ。

1000年前に、魔導士ギルドがこのような壮絶な魔法大戦を繰り広げていたとは、
何かと言えば会議会議と及び腰な今のギルドからは想像も付かない。
まあ、1000年も発てば組織なんて如何様にでも変わるもの、か……。

【つづく】
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